その後の機内食は段々地球人食らしくなったので、ほっとしながら映画鑑賞 (英語のため半分は意味不明)&うたた寝で時間をつぶし、約12時間後にイスタンブールに到着。 現地時間で夜中12時過ぎだというのに、空港は大変な混雑です。
入国審査の窓口の人が、大行列にも拘わらずプイと中座してしまったり
(5分ほど呆然として待っていると、また戻ってきた)、トイレに入っていると
掃除婦らしい人が大声で何か言い続けたり(チップを要求していたのか?)、ホテルの階が、
日本でいう1階がL階、2階が0階、3階が1階・・・というように、2階ずつずれていたり、
と慣れないことに緊張しながらも、その日はぐっすりと眠ったのでした。
これを率いる添乗員のモモセさんは24歳で、添乗は2回目。 りりしい眉は郷ひろみを思わせますが、つぶらな瞳は常盤貴子に似た、大変腰の低い、小柄な好青年です。 平素はヨーロッパ関係の営業をしているとのことでした。
旅馴れた(かなり?)年上の女性陣と、ガイドを熟読してトルコに精通した参加者たちに囲まれた彼の10日間に、 あわれをもよおしたのはわたしだけではありますまい。 ですが、これは杞憂でした。 というのも、現地ガイドのウールさんが、大変優秀でおもしろい人だったからです。
ウールさんは31歳独身。(しかし、腰につけたバッチには、10年前の写真を使っていた。)
くっきり二重の大きな目、高い鼻、大きな口、頭は5分刈りにしており、なかなかの男前です。
日本語も上手で、口癖は「・・・ですますよね(わね)ー」でした。
彼は、かつて京都の日本語学校に通ったそうです。
「四季の旅」社のトルコ旅行に参加すれば彼に会えますよ。
運転手とアシスタントは、ケマルさんと彼の息子のレジェフさんでした。
ケマルさんはでっぷりしていて口ひげを蓄えており、アラブ服がいかにも似合いそうな風貌です。
レジェフさんは、髪を無造作に73分けしていて、「中堅サラリーマン風だなあー。
でも、いい年こいてアシスタントかいな」と思っていたら、実は18歳でした。
ひえー、ゴメンナサイ。彼は時々練習で、無免許バス運転をしていました。将来は、立派に父の跡を継ぐことでしょう。
こんなメンバーで、悠久のトルコ周遊の旅が始まりました。