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旅日記

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第3日め/チョガ・ザンビルとアフワズ
(2003-11-19)

6時30分、起床客室
時差ぼけからか少し早く目が醒める。自前の目覚ましもまだ鳴っていない。
ツアーなので自前の目覚ましは必要ないかと思われるが、ホテルからのモーニングコールはちょっと心配。 ツアーでは、モーニングコール>荷物回収>朝食>出発と流れて行くが、これにはある法則が存在する。 出発する時間から逆算して2時間前にモーニングコールがかかり、1時間前に荷物回収・朝食となる。 すなわち、8時出発な場合、モーニングコール:6時、荷物回収・朝食:7時となる。
この法則を発見するまでに10年を費やしてしまった・・・

7時、朝食レストラン

例のごとく、朝シャワーを浴び、下着を換える。
予定していた通り穴開きおぱんちゅと100円Tシャツはポイ!
レストランに降りて朝食となる。

7時30分カールーン川散策

ホテル出発は8時30分と時間があるので川沿いの散策に出かけることにした。 川沿いは 公園 となっており朝の散歩には最適。 しかし公園の中には浮浪者が結構居た。 後でツアーの仲間に聞いたところ、夜の散歩の時には浮浪者がいっぱい居てちょっと恐かったみたいだ。 朝の浮浪者は元気がなく無事に通過!

8時アフワズの街中

橋を2つ越えると公園は終わり、普通の街並みとなった。 朝の通勤ラッシュがここでも見られた。どのバスも満員の乗客を乗せ慌ただしくバス停を出ていく。

8時20分ホテル前

ホテルに戻り荷物を担いで出発の準備完了。 ホテルの最上階に登り カールーン川とアフワズの街 を撮影する。 結構遠くまで行っていたみたい(笑)
反対側にはカールーン川に架かる橋の上に 列車 を発見!

9時30分アフワズ>チョガ・ザンビル

アフワズ付近は穀倉地帯。ザクロス山脈から流れ出たカールーン川の恩恵にあずかっている。 そしてその地下には油田が隠されている。
アフワズからチョガ・ザンビルまではこの穀倉地帯の中を2時間ひた走る。 途中 スイカ畑 でデザートのスイカをドライバーさんが購入! いったいいくつ買ったのかな?

10時30分チョガ・ザンビル

チョガ・ザンビル到着。小高い台地の上に更に小山が出現。 現地の言葉で「果物籠を逆さまにした」という意味らしい。 マスタバのように積み重ねられエジプトの階段ピラミッドを思わせる。 しかしその構造は石ではなく レンガ造り となっている。
いまでこそ乾燥した大地だが、その昔は肥沃な土地だったろう。
チョガ・ザンビルに来るツアーはあまりないのだがその最大の要因は気温! 11月の半ばでさえ気温は30度! ニュージーランドでいっしょだったヤマナカさんの話によると今夏に来た時は50度だったらしい。 世界遺産ツアーの参加者は人間界でも遺産になりそうな方ばかり・・・死者が出そうな気温だったとか! 30度の今日でさえ途中で買ったスイカは飛ぶような売れ行きだった。一人で大きなスイカ半分は頂きましたです。

13時、昼食シューシュ

ザンビルから30分ほど走りお昼のためシューシューのレストランへ。今日だけはこの人数を収容できるホテルが近郊にないため、 町中のレストランで昼食となった。そこは大食堂なみに大きく団体ツアー客用のレストランだった。
昼食のメニューは煮込み料理。すぐさま最強のヒツジセンサーは羊肉と判断。自分は羊肉に抵抗はない。ニュージーランドで美味しいラムを 食べていますからね。しかしここで出された地ビール。その名もデルスターは・・・絶句。 ビールじゃない、麦ジュースでもない 異次元の飲み物 だった! 本当の名前は「DELSTER」なのだがみんなはスターウォーズに出てくる帝国軍の最終兵器にちなんで「デススター」と今後呼ぶことにした。 これ以来このデススターは我々のツアーに深く陰を落とすこととなった。 そしてこのデススターにはレモン味 なる究極兵器も存在するとことが後に発覚する。

15時アフワズの空港へ

日本では浴びることのない強烈な西日とデススターの攻撃の痛手からか帰りの車内はしずかな空間となった。
起伏のないまっすぐな道をアフワズに戻る。そして夕方の飛行機でイラン最大の観光都市「イスファハン」へ向けて飛び立つ。

16時30分空港

ローカル空港のアフワズのお土産屋さんには、なんとも言えないお人形さんが並んでいた。
ちょっと勘弁して・・・

16時55分離陸

定刻通り我々を載せた飛行機はアフワズの空港から離陸。
外はもうすっかり暗くなっていた。その闇を照らす油田の炎。
ちなみにイラン革命後、イランには石油王はいないそうだ・・・

18時00分イスファハンの夜景

イスファハンに到着。大都会を思わせる夜景。 バスで30分で市内のホテルに到着。そのまま夕食。 あまり美味しくなかったような・・・
大都会・観光地=ホテル代が高い>あまりいいホテルが取れていない>食事が・・・の構図。

20時00分ホテル客室

部屋は普通のツインルーム。巨大な冷蔵庫が目と耳を引く。 寝る前には冷蔵庫の電源をOFFにすることをお勧めする(庫内にはなにも入っていないので)。

明日は、街じゅうが世界遺産の「イスファハン」観光。

自分が眠りに就いた時、廻りの部屋ではとんでもないことが起きていた・・・

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