田崎さんのバンコック紀行−2

2000-Aug.

タイへ行こう(2)

「タイで象」はバリ島より魅力的だったらしく、他のメンバーもこの案にオーケーを出していた。 (というよりも、行ければどこでもよかったのか)こうして、「どこかへ行きたい病」発症者に「タイ へ行って象に乗ってくる」ツアーが処方された。

そして、行くなら大勢が楽しかろうと、このツアーへ他の参加者を募ったところ、夏休み中に行くなら、 ということでわたしの中学梠繧フ友人Bちゃんが手を挙げた。

友人Oとは同じく高校梠繧ゥらの友達だが、わたしの大学梠繧フ友人HさんとKちゃんとはもちろん面 ッなどない。しかし、「友達の友達」の威力は強かった。

3撃ノ中華料理屋で初顔合わせ、4撃ノ和風居屋で会合、7撃ノKちゃん家でお泊まりして、4回目 の顔合わせとなる8撃フタイ旅行当日には、被っていたネコも姿を消して、BちゃんとKちゃんは「言 動が双q」状態にまで成り上がっていたのだった。

かくして揃ったメンバーは
・パリ旅行に引き続き、目的は布地!の友人O、
・旅行会社勤めのため、フリー旅行にもかかわらず必然的に添乗員と化したHさん、
・目的は象だけど、屋台は絶対!のKちゃん、
・とりあえず、象に乗れればそれでよし、Bちゃん(海外へ一緒に行くのはそういえば初めてだった)
・今回、2泊4日の旅行にフィルム6本を持Qして随行カメラマンと化したわたし
の5人となった。

さて、3撃ノはもうタイに行くと決めたまではよかったが、タのところ旅行の日程は全く組んでいなか った。飛行機のチケットが取れたのが6件Iわり頃だったと思うが、それからタイ(バンコク)のどこ へ行くかを決めたのは実に出発1ヶ倦Oもカウントしてしまった7撃熄Iわりの頃だった。

この日、佐賀のKちゃん宅でタイ旅行の日程を詰めるための合宿をしたのだが、旅行に必携のガイドブ ックすら持ってない・読んでいない人間が続出し、結局決まったのは、象に乗れるローズ・ガーデンに 行く、ということだけだった。

この時点では、空港からホテルまでの経路すら決まらなかったのである。 だけどまあ、行けば何とかなるだろう。行く前からすでに、マンペイライ※精神に染まっているメンバーであった。

※ タイ語・「気にしないで」の意らしいが、dで失敗して怒られたりしても、タイ人はこの一言で万魔キませてしまうらしい。
 とりあえず、何事かあったら、マンペイライ。 まあ、どうにかなるさ、d方がないさという鷹揚な精神がタイ人のさわやかな笑顔を培  うのである。(なお、真偽のほどは定かではない)


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