山口さん台湾へ行く
2000-Oct.
〜2000年・秋の特別企画〜
T H E ・ 台 湾 レ ポ ー ト
1.ツアー名 「台湾周遊グルメ4日間」 ((株)タビックス・ジャパン)
2.日程 10/4(水)〜10/7(土)、4日間
3.同行者 もちろん最愛の彼と!
(俗に、パパ・ダディー・父上・とーちゃん等と呼ばれる)
他、ツアー参加者総勢28名。 添乗員無し。現地係員は徐さん(32歳、男性)
4.コース概要
<1日目> 朝、日本発。昼、台北着。(JAA2時間半) 着後、バスで高雄へ(約4時間)
<2日目> 午前、高雄観光。午後、バスで台中へ移動+観光。
<3日目> 午前、台中観光。午後、バスで台北へ移動+観光。
<4日目> 午前、故宮博物館見学。 午後、台北発。夜、日本着。
※ツアーで父上のみ鹿児島から参加の為、一人だけ鹿児島〜福岡〜(中華航空)〜台北という経路を
使用。時間の都合により復路は福岡に1泊し、翌日鹿児島へ帰ることになった。
ちなみに父上は初めての海外旅行で、独力で台北空港出口まで来るというはめになった。
それでも辿り着いた父よ、あなたは偉大だ。
「まーひどい! 誰が選んだツアー?」 はは・・・むろんわたくしです、はい。
「添乗員付のツアーにすれば良かったのに」
いやあ、何しろ安かったもので・・・。 他と比べると驚きの超超格安(約半額)、
なんと49,800円!
しかも福岡発OKだったのはここだけ。こちらは62,000円。
徐さん曰く「このツアー採算割れしてるから、来年はうちの会社つぶれちゃうよ!」
というわけで、大変お買い得なツアーである。
5.印象に残ったこと
<スクーター>
うお〜、スクーター! スクーター! スクーター!
ともかく町中いたるところスクーターだらけ。車と同じくらい(かそれ以上)いる。
歩道にはびっしり駐車され、スクーター専用道路まであり、信号待ちの先頭の車の前と脇を数十台の
スクーターが囲む様は、見事としか言いようがない。
<足の裏の固い皮>
足ツボマッサージ、確かに強烈だった。しかし、足の裏の固い皮をとってくれるサービス(約2500円)
ほど驚くべきものではない。
これまで自分でかみそりで皮むきしていたという隣の人の結果を見せてもらうと、
手のひらに山盛りの皮が剥かれていた。
「どっひゃ〜、すご〜い! 痛くないですか?」
「全然! なんかね、”自分の足で歩いてる!”って
感じだわ! 腰痛も治ったみたい」
次回は挑戦してみたい。
<衛兵交代式>
台湾の男性には2年の兵役義務がある。台北で、1時間1度、約30分かけて行われる衛兵交代を見学した。
見てみてびっくり! 1人が引率要員+4人が交代要員+それまで衛士だった4人の計9人、全員超めち
ゃくちゃスマートなハンサム揃い。全員即石原軍団入りできる。容姿で選んでいるのは間違いない。
ぴたりと動かぬ門衛、ゆっくり整然とした行進、交代の儀式、全てキマる。老若(男)女はだれもが、そ
の美しい青年達に見とれた。触る以外は何でもOKなので、みな可能な限り近づいて写真を撮りまくった。
後で、除さんが解説した。
「あれは、選ばれたエリートしかしません。(容姿で?)選ばれるとみんないやがります。だってバカみ
たいでしょ? それに、あれをやったからって就職 に有利とかは全然ないです。普通の兵隊がいいですよ。
訓練も厳しくて、半年くらい、毎日4時間立ちっぱなしとかします。動くとお尻をけられるそうです。
実は前、僕の友達がやっててびっくりしたんですよ。ほんと、カッコ良かったです。でも、その2年
後に会って、またびっくりしました。太っちゃってぶよぶよになっててねー。やっぱ、運動しないと駄
目ですね」
美しい幻想をこわされた女性達は、悲鳴をあげた。
<美食>
「グルメ」というツアータイトル通り、朝昼晩ごちそう尽くしだった。
朝はホテルのバイキング。朝粥、最高である。 昼夜は美食三昧。海鮮料理、石鍋料理、北京ダック、
フカヒレ(巨大!)、バーベキュー。どれもこれもう、ま〜〜い!
なお、屋台は焼きそばやお粥やおかず色々が、ボリューム満点で100〜200円。
台湾、さすが美食の国。恐れ入った。
<89年製>
初日、台湾ビール(酒造は国営事業なので、銘柄は1つ)を頼んで驚いた。
「製造年月日:89.09.30/賞味期限6ヶ月」
げっ、11年前のビール!? しかも期限切れ?発泡酒みたいになんだか薄いのはそのせいか??
騒いでいると、来台5度目の人が言った。
「違う違う、89年というのは中国の元号ですよ」
以後、わたしはツアーのお笑いキャラとして定着した。
<漢字>
当ててみましょう。(正解は下)
※うろ覚えなので、間違えていたらすみません。
(1)三明治・・・お菓子会社? おやつ?
(2)背徳基・・・ワルの来るところ?
(3)賃貸汽車・・スケール大! 誰が借りるの?
(4)愛的世界(店名)・・何の店?
<正解>
(1)サンドイッチ。確かに「さん」はわかる。
(2)ケンタッキー。ジャンクフードだからと妙に納得。
(3)汽車=自動車。つまりレンタカー。
(4)子供用品屋。なーんだ。
看板を見ていたら飽きることはない。
<那智黒>
和歌山名物那智黒(飴)そっくりだが、少々柔らかい食品を発見。それは鶏卵を加工したものだった。
どうすればあんなに縮むのか、不思議だ。
甘辛味で、後味が生臭かったそうだ。それを聞いてわたしは食べるのをやめた。
美食の国にも、例外はある。
<器用>
寺院や博物館の彫刻はものすご〜〜〜〜〜く精巧。超人的技術だ。彼らには、米粒に千字書くことも、
切手1枚から百羽の鶴を折ることも不可能ではあるまい。
<信心>
台中で見た、高さ約30m・でーんと座った金ピカリンの布袋様、迫力があった。
屋根は無く、裏はさびれた住宅街。興味深いお金の使い方をするお国柄である。
<軍歌>
お寺で、軍歌のテープを流しながらついてくる老人がいて、みんな無視していた。
後で除さん曰く。
「みなさん、冷たいねー。あれは友達になりたがってたんですよ」
えー? いやがらせじゃなかったのか〜。
<TAIWAN WALKER>
表紙は松島菜々子。日本のドラマは、大変人気があるらしい。
ツアーで一番日本のドラマに精通していたのは、ガイドの徐さんだった。
<運命の日>
10月7日(日)。父上は国内トランジットのため、福岡の中州前のホテルに泊まった。
その夜はずっと、ダイエーファンが男は裸で、女はスリップ姿で川に何度も飛び込むのを
ずっと眺めていたそうだ。
6.おわりに
今回のメインテーマは「父・生まれ故郷を訪れる」
その目的は一応達せられた。良かった良かった。
次に行った時は、ベランダだけで六畳の広さがあるという世界有数の超高級ホテル「円山大飯店」に泊まりたい。
(ちなみにこのツアーだと、一人+4500円。それほど豪華と知っていれば頼んだのに、残念)
また、足の皮むきと、屋台食べ歩きもしたい。また東側も訪れてみたい。
2時間半で行ける外国・台湾、再訪したい国である。
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