ニュージーランド 5

Mt.クック


飛行機はゆっくりとアルプスに近づきます。窓からは夏だと言うのに真っ白な雪を被ったアルプスが見渡せます。 標高が日本の北アルプス程あって北海道くらいな場所なので真夏でも山は雪や氷河でいっぱいです。

稜線を超えてタスマン海の方(オーストラリアの方)に出たとたん、急に風が吹いて来ました。 テカポ湖の方(太平洋)は雲一つ無い快晴なんですが、 タスマン海の方は一面の雲海です。アルプスはその雲海から突き出しているので遊覧飛行には問題ありません。

このタスマン海から吹く風に乗ってきた雲がアルプスに当って雨や雪を降らし氷河ができるのです。それにしても物凄い揺れです。 乗客のみんなはアルプスを眺める余裕もなく、備え付けのゲロ袋を握り締めています。 ジェットコースター大好き人間の奥さんもなにか調子悪そう。普段、高い所と絶叫マシンの嫌いな僕は不思議となんともなく、 カメラのシャッターを切り続けました。20枚位、山だけ撮ってしまい、 アルバムにする時に人の写っていないページができたほどでした。

1時間位の飛行なのでさすがにみんな気分が悪くなったようで、あちこちでゲーとやっています。 飛行機の中にすっぱい臭いが漂いはじめました。 隣のおじさんも奥さんもゲーしてます。飛行機はやがてまた、稜線を超えテカポ湖の方に戻ってきました。 着陸するのはテカポ湖の隣のプカキ湖のほとりにあるグレンタナー飛行場。 無事着陸するといっぱいになったゲロ袋を握り締めたみんなから拍手がでました。

飛行機を下りるとみんなはレストランのテラスにへたり込んでいました。 奥さんはテラスまでもたずに草むらにベットイン!しばらく休んだあと、やっと草むらから起き上がり、記念撮影。 ここからの眺めるアルプスはNZを代表する景色でした。 1時間位、休んだ後、クック村に行っていたバスが私たちをピックアップに来ました。 これからクイーンズタウンに向けてもうひと走りです。


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真ん中がMt.Cook
山の周りはものすごい乱気流でみんなゲロ袋のお世話になっていました。
奥さんも!僕は大丈夫でした
すっぱい臭いを漂わせながらやっと、下りて来ました
みんなで拍手
景色はすばらしいけど物凄い揺れでダウンにゲロ グレンタナー空港からのMt.Cook
きれい
風が強かったんだ、でもきれいだった
奥さんの頭の上にMt.クック
クイーンズタウンへの途中にあるリンデス 峠
あたり一面、草原です。


主催旅行、その2

催行人数の問題で旅行に行けないのでは泣くに泣けませんが、最近の主催旅行は、2名催行のツアーも増えています。

新婚旅行用のツアーはまず2名催行です。結婚式のスケジュールもずっと前から決まっているので、旅行に出発する日はわかっています。 ハネムーンが催行人数で実施されないとなると旦那さんの面目まる潰れ。式の前にバイバイされかねません。

2名催行の欠点は、催行人数の多いツアーより料金が高くなっていることです。 10名でも2名でも旅行会社でやらないといけない事はあまり変わりはありませんので事務作業が増えてしまいます。 また、現地でも空港への出迎え、移動などにも現地係員の手配は必要なので、どうしてもコストアップになってしまいます。


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